2014年4月にMovableType6.03にアップグレードしてから3年ぶりの更新作業アップグレードを行った。
6.0から6.1、6.2のバージョンは便利な機能追加があったのに実施せず、今更の6.3.3へ。
同じ6系だが、上書きアップグレードでなく、前回同様、「新しいディレクトリでのアップグレード」(Movable Type 6 へのアップグレード : Movable Type 6 ドキュメント)で行った。
新旧フォルダのリネイムを行い、管理ページへアクセスすると、アップグレード開始画面が表示。
「アップグレード開始」ボタンをクリックすると、アップグレードウィザードが開始され、順調に完了。
ちなみに、6.1の新機能はレビューページが今までの同じウィンドウ仕様から、新ウィンドウに表示される。
6.2では、アイテム機能が強化され、
・ファイルをドラッグ&ドロップでアップグレード出来るようになったこと[マルチアップロード]。
・画像の加工が出来る[イメージエディタを搭載]
・日本語ファイル名の自動変換をサポート
など、便利になっていた。
実際に使ってみると、WordPressとほぼ同様のインターフェイスになっていていた。
と順調にすぐに新機能を利用したように書いたが、その前にプレビュー表示でエラーが表示された。
Can’t locate bradchoate/catx.pm in @INC (@INC contains: /home/・・・・・・/plugins/・・・
と続く長いエラーメッセージ。
どうやらプラグイン関連のエラーである。
MT3から使用しているので、過去のプラグインが邪魔をしているようである。
調べてみると、MT4では無くなっているMT3.3のときの「bradchoate」フォルダを移設しないと駄目とのこと。
前回のアップグレードのときも行ったようだが、すっかり忘れていたようである。
参考サイト:「Web担当必見、活動限界MT3!! – プロが教えるMTの復活再生術:Denet Tech Lib.
現在はすでに使っていないプラグインのエラーであるが、とりあえずエラーは解消されたので良しとする。
さてさて、この「プラグイン」
便利であるもののバージョンアップに伴い、利用できなくなったりするのである。
様々な機能をもったプラグイン、バージョンアップで標準機能になったり、利用していた当時の環境では便利だったものが、時代とともに必要なくなったりする。
そのため、プラグインもバージョンアップが行われるが、時代や環境変化でライフサイクル、エンドを迎えるものもある。
特にMTの場合は、バージョン3~4のときは、優れたプラグインがたくさん出来たがそれ以降はあまり増えていない。
それに較べると、WordPressのプラグイン開発は今でも盛んであり種類も多彩だ。
だからWPは柔軟性があるんだとも言われる。
しかし、このプラグインもWPバージョンアップとともにアップグレードして互換性のあるものもあるが、追いつかないプラグインもある。
なので、そんなプラグインを使っていると機能しなくなったり、サイト毎表示しなくなったりする。
ということで、このプラグイン、諸刃の剣である。
また、プラグインの脆弱性もありセキュリティに問題があったり、意図的に悪いプラグインを作ることだって出来る。
使う方も賢い選択をしながら、定期的に見直しを行う必要があるのである。
ということで、CMSはアップグレードが可能だというものの、MT3→MT6までの長い世代で運用していると、そろそろリフレッシュ、初期化が必要かと思う。
MT6.3は、PHP7にも対応したし、サーバ環境の最新のOSとデータベースを使う必要もありそうだ。
そもそもサーバ自体の見直しも必要である。
ということで、「MovableTypeの動向に期待、MT7が2018年初頭にリリース予定、MT6ユーザの行方は?」の記事に繋がっていく。