横浜マラソン2019、完走タイムが違うといつもと見える風景や感じ方も違っていたフルマラソン

2019年12月6日
横浜マラソン2019完走メダル

2019年11月10日(日)、横浜マラソン2019フルを走ってきました。
総数28,000人参加の大型マラソン。
今大会は女性ランナー優先枠10,000人が設けられたこともあり出走権が得られました。
とはいえ、女性ランナー枠に7,000人弱の応募と予想に反して少なかったため、自動当選となったようです。
大会前の新聞記事にもとりあげられていて、海外では大会参加ランナーの男女比は1:1であるのに対し、日本の女性比率は2~3割だとか。
確かにランニング人気とはいえ、フルマラソンではやはり女性は少ない印象ですね。
とはいえ、前大会は名古屋ウィンメンズマラソンだったので女性だらけでしたが(笑)
女性に優しい大会として、いろいろな試みも随所に見られました。
参加賞のTシャツ、女性と男性は色が違っていたり、スタート付近には女性専用仮設トイレが設けられ、それも洋式トイレでプッシュ式消臭フレグランス付きだったり。
当日は快晴、少し汗ばむくらいの陽気で最高のマラソン日和。
そして20年近くのランニング生活での大きな節目の大会となりました。(それは後半で)

みなとみらい大橋がスタート

もう少し先にあるみなとみらい大橋がスタート地点(スタートまで15分程かかりました)
今回の大会はなんといっても富士山!(田舎者には富士山が見れたことは格別)
前半は目の前に富士山、たぶん13㎞根岸あたり。

13km根岸付近の富士山

肉眼ではくっきりみえたけど、写真では拡大します↓

13km根岸付近の富士山はここだよ

道はまっすぐだけど30mも走ると見えなくなりました。
後半は首都高で富士山としばし並走。

首都高と並走富士山

富士山はここです↓(拡大写真)

拡大・首都高と並走の富士山

富士山のおかげでなんとか元気をもらって完走できたといえる大会でした。
今年の夏、風邪をこじらせてから体調が今ひとつ。
大会1か月前あたりから体のバランスがとれず、走っていても傾いた感が強く怖くてスピードだして走れない。
1か月前に通常行う30km走り込みも全くできず、いろいろ病院にも行きましたが原因はわからずじまい。
そして台風で北陸新幹線が不通になり、行く手を阻まれたか。
これは棄権しなさいということ?と納得しようかと半ば諦めかけていたところ、なんとか大会前に新幹線も一部再開。
交通手段も確保でき、体調不安を抱えながらも、とりあえず参加賞だけでもらってこようと仕切り直し(開き直り)。
タイムはここ数年低迷していたとはいえ、結果的には完走したものの今回は最悪タイム。
しかし、この体調不調、今までの大会と違った気付きがいろいろありました。
まず大会前。
参加パンフレットでの確認。
スタート前のリタイア、スタートしてからのリタイアの説明書きを熟読したこと。
完走しなければもらえないと思っていた完走メダルやタオルなどの品々、リタイアや関門に引っかかってももらえることが判明。
メダルは確かに完走メダルではないもののなんと参加メダルがもらえるとのこと。
当日の体調を見て出走するか判断することに。
大会中の気付き。
スタート10㎞あたりまで、赤いユニフォームを着た救護員の人をひとりひとり確認していたこと。
「うーん、もう止めます」とどの人に言おうか考えながら走っていましたから(汗
今までは全く気がつかなかったことですが、かなり短い間隔で赤いユニフォームを着た教護員の方が配置されており安心感が増しました。
後にパンフレットを見ると「約80m間隔で救護スタッフを配置」と書かれていました。
その他、いろいろな救護体制がとられていたことを知るのです。大会関係者の皆さんに本当に感謝です。
そして、不安げに走っていると、13km付近(根岸あたり)で沿道のスタッフさんが富士山が見えますよと。
そこでスマホを取り出し写真をぱちり。
いつもならそんな写真など撮る余裕もなく走っていましたが、開き直りが功を奏しその後至るところで写真撮影をしていました。
20km過ぎからはなんとなく気持ち持ち直し、まあ関門にひっかからなければいいかとリタイア計画は変更。
いつもよりかなり遅いタイムで走っているせいか、足などの筋肉が意外に悲鳴をあげていないのです。
それからはあまり救護員の方は目に入らず、タイムのことも気にせずのんびり気分。
しかし、エイドで目玉のラッキー給食にはほとんど出会えず、いつものペースならもっと食べれたのかもと不調のくせに食い意地だけは回復していたかも。

チャレンジャー・パワーリキッド

前日イベントブースで初見のディスペンパックの「チャレンジャー・パワーリキッド」を購入、ありつけなかったラッキー給食代わりにエネルギー補給。
パキッと片手で割って手を汚さず食べるタイプ。
けど、1個目はちょっと失敗してちょっと手につき舐めました(笑)
アミノ酸やプロテインはお馴染みだけど、これはハチミツぽっくて気持ちが落ち着きました。
そして折り返しの首都高速はめちゃくちゃ走りにくい。
地面が斜めになっている。
ただでさえ、我が身体が傾いているのにさらに斜めになってる感が強すぎる。
それでも見通しの良い首都高から見えた富士山に励まされなんとか終盤に。
いつもは問題ない関門時間も多少心配になりチェックする。
なんかやばくない?と既に計算できない頭なりに思ったこともあり。
制限時間7時間だと思い込んでいたので、30kmあたりから歩いても楽勝じゃんと思っていたのですがなんと6時間30分でした。
不本意なタイムでしたがとりあえず完走、棄権も考えた体調でしたがなんとか切り抜けました。
ただ翌日はいつも観光するのですが、やはり体の傾き感が強く歩くのも怖かったのでおとなしくお土産購入してのんびりと。
ゴール直後はやはりかなり意気消沈し、フルマラソンはもう止めると思った次第。
しかし、数日するともうフルは無理かなと思いつつも、7時間制限の大会ならまだいけるかもと。
20年近く走ってきて、ギアが1段階どころか2段階強も落ちた体力。
気持もギアチェンジしないといけないけれど、まだ追いつかないというか納得したくないというのが微妙なところ。
しばらくは体調と相談しながら、来シーズンのエントリーを考えることにします。

クイーンズスクエア横浜のクリスマスツリー

前日、パシフィコ横浜受付会場に向かう通りは早くもクリスマス、クイーンズスクエア横浜のクリスマスツリーが綺麗。
例年の受付会場に向かう道のりは、ほぼマラソン出場関係者しかいないのですが、今大会は桜木町駅から会場まで、一般の買物客や観光客でにぎわっていてマラソン出場者がそれに紛れているというマラソン一色感が感じられない不思議な感覚でした。

横浜マラソン2019完走メダルと帆船日本丸タオル

出走記念タオルは、帆船「日本丸」をシルエット、過去大会のメダルで採用されたデザインを組み合わせたデザイン。
横浜マラソンの安全な航海(開催)を祈念し航行している様子を再現しているとのこと。
今回の完走の重みはちょっと特別、完走できたことに感謝、大切に使います。
さて連続して出場してきたフルマラソン。来季の大会はどうしましょうか。今は未定・・・