以前にも本の話題は何度か書いてきたが、本の利用、活用法として、図書館は、「石川県内図書館横断検索」、読書履歴は、Twitterで読書記録「読んだ4!」、リサーチしたいときはアマゾンでと、便利なWebサービスの恩恵を受けている。
この機能を合体させたなんともすごくてうれしい本のWebサービスがオープンした。
日本最大の図書館蔵書検索サイト「カーリル」だ。
このサイトは、全国の図書館の蔵書とAmazonのデータベースが組み合わさった検索システム。
・利用する図書館を複数登録できる。
・Amazonのレビューが見れ、リンクして購入できる。
・マイメニューが作れる。
ログインは、Googleアカウント、Yahoo!Japan ID、mixiのいずれかでサービスが簡単に利用できるところもうれしい。Facebook、docomo、Xアカウントも可。:2024/4/30加筆
ログインすると、「図書館登録」に加え、「読みたい本リスト」「読んだ本リスト」が設定できる。
「読んだ本リスト」の方は、読んだ4!で、Twitterなのでコメントや感想もかけるから満足している。
2020年からは、読んだ4!から「ブクログ」に変更し、読書ログを続けている:2024/4/30加筆
それより、後者の「読みたい本リスト」の機能がうれしい。
もちろん、読みたい本リストはアマゾンも機能としてはあるけれど、図書館と連動しているところが私にとっては重要ポイント。
ここに登録することで予約状況をみたり、購入タイミングの状況の2つをあわせて把握できるのだ。
そして、読みたい本リストから読んだ本リストへの移動もできる。
機能としてあと欲をいえば、いつ予約したかの予約日がリストに付け加えられるともっといいな。
とにかくすごいのは、図書館で借りられる、アマゾンで本を購入できると、両方の機能を兼ね備えている点。
設定する図書館の数によっては、少々検索時間が遅いのは仕方がないと思うし、本の表紙のサムネイル画像も出力される。
APIも公開、利用できるので、今後もっとすごい機能をもったサービスが生まれることを期待したい。
運営会社の「Nota, Inc」の洛西 一周氏、こんな新しいソフトウェアの開発者がどんどん新しい世界を作っていくんだなぁと、一昔前のソフトウェア開発者は感心するばかりなのである。
運営会社は、2012年に株式会社カーリルとなったようです。いずれにしても、サービスを継続して提供されていることに感謝!!:2024/4/30加筆
E1035 – 「カーリルの中の人」が語る「カーリル」の裏側:(国立国会図書館ポータルサイト:カレントアウェアネス・ポータル)にインタビュー記事がある。
図書館に興味を持ったきっかけは何ですか?
電子書籍が注目されるなかで本の未来を考えたときに,図書館はどうなるのだろう?と考えたことがきっかけだったと思います。
そして,図書館の価値を再発見できるようなサイトをつくるというコンセプトが生まれました。
とある。
私も最近よく思ってること。
今はもっぱら自分の趣味のためだけど、私はものごころついたときからいろんな形で図書館を利用してきた。
だからこのサイトのコンセプト「図書館の価値を再発見できるようなサイト」としていろいろな人が活用して欲しいと思う。
まあ難しいことは抜きにして、とにもかくにもうれしいサービス。
新旧のサービスを合わせて利用して、読書ライフを充実していこう!