GA4プロパティを新規登録する場合、「ビジネス目標を選択する」ステップの選択によって、レポートメニューが変化する

GA4を新規登録する場合は、ウィザードに従って4ステップを踏めば簡単に完了する。
その際、STEP3「ビジネス目標を選択する」での選択に注意する必要がある。

この選択によって、レポートのメニューが変わってくる。

以下のように、5種類から選択を行う。

GA4新規設定時の「ビジネス目標を選択する」

以前のユニバーサルアナリティクス(UA)では、レポートメニューはすべて同じであった。

しかし、上記選択によって、GA4になって運用するWEBやアプリにより、表示されるメニューが変わってくる。ビジネス目標に沿ったレポート出力がなされるとは、理にかなっているというもののUAに慣れていたユーザは戸惑う。

UAからGA4にデータ移行したメニューに慣れている場合、新規登録したGA4はメニューが間引きされている感なのだ(笑)

正しくは、ユーザの分析目的に応じてレーポートメニューがカスタマイズされているということだ。

詳細はアナリティクスヘルプ「[GA4] ビジネス目標別コレクション」に出力されるレポートメニューが記されている。

目的別メニューに加えて、どのレポートにもそのメニューの下にユーザレポート(ユーザ属性、テクノロジー)は共通に表示される。

すべてのレポートメニューを表示させたいときは、いちばん下の「その他」を選択することになる。

さらに詳細を知りたい場合は、「[GA4]プロパティの新規作成時に出てくる「ビジネス目標を選択」って何だ?:アユダンテ株式会社」を参考に。

因みに下図は、UA→GA4に設定アシスタントで移行したメニューである。

設定アシスタント移行のGA4メニュー(UA→GA4プロパティ)

右側が通常のメニュー、Search Consoleとリンクした場合は右のようにメニューに追加されている。

確かに目的に見合ったレポート提示してくれることで、初級分析ステップとしてはわかりやすいし、難しくなったGA4を理解する上でも有難い設定ともいえる。

そして、さらに深く分析したい場合は、レポートメニューを追加することもできる(レポートコレクション)仕組みだ。

とはいえ、新規登録したユーザが本当に次のステップへと進んでいけるのか、現段階ではグレーな気もする。

今回、新規でGA4登録したユーザさんの支援を行った際に表題の件に直面したのであった。

あるユーザにどのページがいちばん見られているか見てみましょう・・・
と言って、まずはGA4の簡単な説明から始めようとしたところ、「ページとスクリーン」レポートが見つからなかったのだ(^^;

GA4設定時、ステップ3の「ビジネス目標を設定する」で見込み顧客の発掘を選択していたからだった。

ということで、ライブラリからコレクション(メニュー)の追加を行った。

この追加作業は、アナリティクスヘルプを参考に:[GA4] レポート ナビゲーションをカスタマイズする

GA4の活用は目的ありきで分析を行うものだと、改めて認識させられたのだった。