Google Maps APIを新規取得するときは請求アカウント(お支払い)設定が必須、クレジットカード登録が必要になる

2018年9月26日
Google Maps APIエラー表示

2018年6月以降、Google関連のサービスが大幅に変更され、Google Maps APIの利用も改定されている。
それ以前は、Googleマップが突然エラーメッセージが表示されなくなる問題に関しては、「Google Cloud Platform」のプロジェクト(=Google Maps APIの取得も含まれる)を設定することで、Google Mapsの地図が表示されていた。
しかし、新サービスが始動後は、Maps APIを取得する際には、必ず請求アカウント(お支払い)設定も同時に行わないと、マップは表示されなくなっている。


それ以前に取得したAPIに関しては、支払い設定を行っていなくても、現時点(2018.9.26)では、問題なくマップは表示されている。
ただ、請求アカウントなしでも表示される状態が続くのは、そう長くないと思われる。
早いうちに、請求アカウント設定を完了しておく必要がある。
そこで、すでにAPIを取得しているユーザのための支払い設定について記す。
(基本的には、新規で登録する場合も同様ですが・・・)
Google Cloud Platformの左上のメニューから「お支払い」を選択
[請求先アカウントをリンク]をクリック

Google Cloud Platformのお支払い

プロジェクトの請求の有効化を行う。
[請求先アカウントの作成]をクリック

請求アカウントをリンク

無料トライアルの利用規約に同意する。
登録から12ヶ月間、300ドル分のクレジットが特典としてついている。

Google Cloud Platformの無料トライアル

「無料トライアル期間が終了しても、自動的に請求されることはありません。」
12ヶ月後にならないと不明な点もあるが、有料設定のアクセス数がない限り、課金はされないと思われるので、書かれているように、本人確認をするための登録であると考える。
ただ、やはりクレジットカードを登録というと少しセキュリティが気になる。
しかし、登録しないことにはマップが表示されないので、致し方ない。

Google Cloud Platformのお支払いメニュー

登録が完了すると、ウィンドウメッセージが表示され、請求アカウントの管理ページが表示される。
メッセージには、さらにクレジットカードへの不安を払拭するためか?、
「クレジットを使い切ってもご心配はいりません。無料トライアルでは、お客様から許可をいただくまで請求されることはありません」
とある。
使い切った場合は、メールでの通知があるのだろうが、この一文も付け加えて欲しいものだ。
登録時点での為替から、300ドルは日本円で33,854円分の無料券となるようだ。

Google Cloud Platformの無料クレジット残高

「お支払い」メニューには、「予算とアラート」という課金状況を管理できる設定もある。
設定サイト、通常のアクセス数では有料課金は有り得ないものの、不正アタックに会わないとも保証できないので、念のため予算の設定も行う。

Google Cloud Platformの支払い、予算の作成

Google Maps APIで出力している地図があるサイトは、「Google Cloud Platform」にアクセスし、各種設定の再確認が必要である。
しかし、「Google Maps Platform」の料金ページはとてもわかりにくい。
このページの最下部の説明↓が、今回行った設定になる。

Q. Google Cloud Platform(GCP)のクレジットを Google Maps Platform に適用できますか?

A. GCP のお客様は、新規アカウント クレジット(300 ドル)を Google Maps Platform に適用できます。 GCP のその他のクレジットについては、すべての GCP サービスに適用できるか、特定の GCP サービスにのみ適用できるかによって異なります。Google Cloud Platform Console のお支払いページで、各クレジットの適用対象をご確認ください。

いずれにしても、請求アカウントを設定していないMaps APIユーザは、早めに登録を行う必要がある。