2017年11月26日(日)、第7回大阪マラソン ~OSAKA MARATHON 2017~ フル走ってきました。
3回連続落選、4回目の当選。
大阪マラソンには、「連続落選者枠」という粋な計らいがあり、
「第7回大会のマラソンに個人エントリーした人で、第4回~第6回大会へインターネットで個人エントリーされた方のうち、3大会を連続で落選した方(3,000人)が対象となります。」:引用
今度こそは当選するだろうとまったく疑わず、スタンバイ状態でした。
当選通知には上記の連続落選者枠の記載はなかったので、単に通常枠当選なのか定かでないけれど、とにかくやっと当選したぞ!と嬉しい限り。
また、例年はちょっと暑いかなと思われる10月下旬開催が、今年は11月下旬の開催ということで、私のフルマラソンレース時期のベストシーズンでもあり、この4回目当選は、まさにベストタイミング。
ということで、前泊、後泊の3日間、大阪を満喫してきました。
大阪マラソンは32,000人という大規模レースの都市型マラソン、今までとは違った都市型マラソンの新しい発見と驚きがいっぱいでした。
まず、前日受付の待ち時間と人の多様さ。
集中を防ぐためもあって、受付入口まで何回かの待ち時間があったこと(今までの都市型マラソンでは、受付で待ち時間はなく意外にスムーズ)、その中で外国人参加者がとても多く、特にアジア系のカップルや家族連れを多く見かけた気がします。今までの都市型マラソンでも、レースに出場している外国人は多くなったと感じていましたが、今回のように受付会場で実感したのは初めてでした。
また、セキュリティリストバンドの装着は今回が初めて。
東京マラソンで採用されていたことは知っていたので、大都市、大規模なので、セキュリティ大切と思い装着しましたが、意外に邪魔くさかったです(笑)
レース終了まで外さないでくださいって言われたけど、そんなに簡単に外れませんー。
マラソン終了後、ホテルに戻ってフロントのお姉さんにハサミで切ってもらいました。
そして、大きな変化を感じたのが、受付会場のウェルカムゾーンといわれるゲートから始まるSNS戦略?SNSとの連動が至るところに。
ゲートの上部に設けられた大型ビジョンに、大阪マラソン用ハッシュタグを付けて投稿すると表示されるという仕組み。
FB、Twitter、InstagramどれでもOK!
皆さん、スマホで投稿して、上を見ています。流れるように投稿がスクロールしていきます。
うわー、馴染めない(^^;(SNS・・・私用モード)
そして、ブースに足を踏み入れても、SNSの嵐。
各スポンサーが、粗品を提供していたり、記念写真用のパネルで写真を撮ってくれたりと、今まで参加したマラソン会場とそれほど変わらないものの、ハッシュタグを付けて投稿したら、粗品あげます、サービスが受けられるというブースが至るところに登場。
以前の大会で受けたことがある某スポンサーの肌年齢診断、経年変化を見たかったので早速並んだところ、ブースの女の子にパネルを見せられ、Facebookって知ってますか?と聞かれます。
どうもハッシュタグを投稿すれば、肌診断が受けられることになっていると。
以前は確か最低限の個人情報を紙に書いた記憶があったのですが、個人情報を紙で収集よりも確かにデータ化しやすく拡散効果もあるものね。
そこで、すぐに列から離脱。
まず、FB知っていますか?と聞かれたことにおばさんはカチンときたし(笑)、何も今から肌年齢チェックしまーすと宣言したくないのです。
しかし、今から思えば知らないふりをして、FBしてなくても受けられるすべがあったかもしれず・・・確かめるべきでした。
職業意識を持って、もっと調査すべきでした。まあ、今回はプライベート優先だから仕方ありませんな。
そしてその後もブースの至ることろで、サービスを受けるためにはSNSとの連動が必要と、企業のSNS戦略が見受けられた気付きの多いイベント会場の風景でした。
確かに受付方法も、スマートフォンでログインしてQRコードを提示する方法がメイン(事前にPRコードを印刷持参もあり)なのだから、スマートフォン利用が標準仕様、であればSNSアプリ利用もしているということに繋がっていくのでしょうね。
そういえば、周りを見渡して見れば、今までより年齢層がなんだか若いのです。
確かにSNSとの連動、仕掛けが効果的なのは理解できます。
というか、若いと言っても、中心年齢は30~40歳代であって、自分が平均からだんだん遠ざかっているだけなのでしょうが・・・。
なんとかマラソン寿命を伸ばすだけでなく、今後は大会要項に順応できる時流にのらなければ、楽しいマラソンレースが出来なくなるのです。
今回の計測チップは、シューズに装着。
返却不要タイプも初めてかも?
確かに32,000人のチップをゴール時に回収するのは大変ですものね。
そして、記念品の一つにもなるという大会グッズのアイテム。
また、移動や観光にうれしい計らい。
大阪交通局の地下鉄やバスの大阪マラソン用2日間フリー切符が発売。
1,100円。
通常の1日乗車券は土日祝用600円なので、100円お得。
大阪に到着して、すぐに購入。とても助かりました。
さて、前日受付会場の熱気を後に、にわか仕込みのいい加減カーボローディング。
昼はネギ焼、夜はつるとたんのおうどんで早めに就寝。
大会当日は、ホテルからスタートの大阪城まで一駅、電車の込み具合も許容範囲で予定通りに到着。
荷物の預かり、トイレ待ちも、出場人数が多いので覚悟していたのですが、意外に前日受付よりもスムーズに進み、スタートブースに向かう。
ただ、大阪城の門をくぐるときは狭いので一時的に渋滞、スタートブースまでかなりの距離を歩くも、大阪城を見上げながらお堀をぐるり、大阪城公園の紅葉を愛でるウォーミングアップを兼ねたスタート前からの観光が始まっています。
天候は晴れ、青空あり、その後、うす曇り。ゴール直前にまさかの小雨(気にならない程度)
気温もスタート時は手袋は必要だが、走り出したら寒くなく丁度良い気温。
今までのレースでは、いちばんのベストコンディション。
開会式の音声が聞こえる中、スタートの号砲。
スタートから約15分、ほとんど進まず待機状態。
スタート地点に立つまで徒歩、そこからようやく小走りに動きだす。
コースは、紅葉の銀杏並みの御堂筋の逆走、大阪取引所の五代友厚像の前を通り、ネオルネッサンス様式の大阪市中央公会堂、道頓堀グリコサインを横目に2回拝み、京セラドーム大阪を通過、通天閣がちらりと見える折り返しまで、大阪の街中を満喫して入ります。
後半は、30km過ぎの大阪名物がたくさん並ぶまいどエイドへと向かいます。
しかし、まいどエイドでたこ焼きは直前で品切れで食べれず、たくわん、冷やしパイナップル、干し梅をお腹の中に。
ただ、30kmあたりからあまり記憶が定かでなく、ちょっと苦しい状態が続きました。
で、だいぶ端折りますが、今年も無事に完走しました!
とはいえ、レースの内容はかなり消化不良。
11月下旬という私のベストシーズン(11,12月)に加え、アップダウンも少なく、記録が出やすいコースであることから、ちょっと軽い気持ちで臨んだ結果が、そのまま反映されたのでした。
とにかく走り込みが足りなかったの一言です。やっぱり練習は裏切りません。
特に年々、体力が年々落ちていく身にとっては・・・
夏頃から、10km走る辺りから腰・背中のあたりがだんだん痛くなる症状がでていたこともあり、20km以上の距離を走りこめないという原因を抱えながら、気のせいと思っていたのがレース時に大きくひびきました。
30km辺りから、通常は肩や足が痛くなるのが、今回ばかりは腰が痛くて体が支えられない感じ。
コースの隅で体を前に倒してストレッチしているランナーが多い中、私だけ体を反らして腰を伸ばしているという変な体制ストレッチ(汗。
最後の難関、南港の坂道も、他のマラソンコースに比べれば、37kmと言えどもそれほど急坂でもないし距離も少ないから、本来なら制覇できるはずなのに、どうにも情けないで終盤でした。
結果的には、前半のタイムが良かったため、いつものタイムよりちょっと遅れでゴールということになりました。
体の故障というより、メンタル弱しの不甲斐なさが残りました。
そして、初めてレース後にケアステーション(マッサージブース)を利用させていただきました。
腰に鈍痛があり歩くには問題はないものの、これは次の日に支障がありそうな予感。
いつもはすぐにホテルに帰って大浴場に直行するのに、待ち時間があってもお願いしようと向かいました。(例年マラソンのホテル予約は大浴場付きが必須)
たくさんのメディカルボランティアスタッフの方が施術を行っていて、ただでさえ硬い体を丁寧にほぐしていただきました。
待ち時間も少なく、想像以上に時間をかけてもらい、うそのようにラクになり本当に有り難かったです。
「かなり全体ギシギシなので、身体の定期的なメンテナンスは行ってくださいね」とアドバイスしていただきました。
大阪に住んでいたら、施術を行って頂いた整骨院にもう一度、いや通いたいところですが残念です。
本当にどうもありがとうございました。
もう無理は効かない年齢ですから、今シーズンは整骨院に行って少し体調を整えようと。
正式なタイムも当日夜にはダウンロード出来ました。
また、7色に分けたチーム対抗戦の結果もマラソン終了時、すぐに結果発表。
この対抗戦、チャリティプログラムとして、参加時申し込みに7つのチャリティテーマから、応援したいテーマを決め、それを7色に分けてチーム対抗戦を行うというイベント。
優勝チームには抽選で、次回大会の出走権が100人に与えられるというお楽しみ。
私のチャリティカラー紺色組が優勝、100人がすぐに掲載。
見事に外れましたが、とにかく盛りだくさんの大会でした。
この大会、先入観として、こてこての大阪人、関西という濃いイメージを持っていたのですが、あまり関西弁も耳に入ってこず、応援団長の森脇健児さんも意外に爽やか?だったし。
むしろスタイリッシュで綿密に計算されたイベント、やっぱり大阪はすごい!という印象でした。
こうなれば、東京マラソンと比べてみたいという想いが強いのですが、果たしていつになったら東京マラソンに当選することやら。
でも来年は当選する根拠の無い予感だけはします(笑)
さて、今シーズンのレースは早々に終わってしまいましたが、この冬は体のメンテナンスをしながら、寒さに負けず現状維持、来シーズンはベストコンディションで大会に望みます。