その中でも、今年読んで良かった10作品を私なりのランキングで紹介。
ランキング方法は、いつもRSSで購読しているFPNの「2007年に読んだ本ベスト10」のランキング方法がとても新鮮だったので、同じ形式で紹介させてもらう。
と、いろいろな分野での本の出会いが多い年であったが、いちばんのうれしい発見は、この写真の猫のしおり。
本の大きさに合わせて、糸巻きで調整できるチェコ製のしおり。
これもRSSで購読中のPingMag - 東京発 「デザイン&ものづくり」 マガジンの「秋の夜長を楽しくする、しおりのデザイン」経由でみつけたもの。
ここで紹介されたお店が金沢市の小立野にある「リュケリ」のネコと糸巻き。
Web注文ではなく、即、お店に直行したというわけ。
さて、本題へ。
第10位は、
さらば、愛しき鉤爪 (ヴィレッジブックス) エリック ガルシア Eric Garcia 酒井 昭伸 ソニーマガジンズ 2001-11 by G-Tools |
これもRSSつながり。
iTunesのポッドキャストで購読している「SUNTORY SATURDAY WAITING BAR AVANTI PODCAST」Vol.29の書評家の目黒孝二さんがお薦めの本を紹介していたもの。
ハードボイルド小説なんて、今まで読んだことがなかったけれど、人間社会に人間に変身している恐竜社会がある・・・という面白い設定にひかれ読破。ストレス解消にはもってこいの作品。
第9位は、
裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書 な 3-1) 長嶺 超輝 幻冬舎 2007-03 by G-Tools |
今年の前半、週間ベストブックランキングで上位に入っていた作品。
裁判ごとに2ページで完結されている。法律を知らなくてもさらりと読める逸品。
第8位は、
プチ修行 (幻冬舎文庫 お 28-1) 小栗 左多里 幻冬舎 2007-08 by G-Tools |
「ダーリンは外国人」の作者。
私もここにでているプチ修行がしてみたい。
ここからしばらくは、最近のさまざまな本の受賞作品を図書館で借りて読む。
なかには、予約して1ヶ月以上待ったものも。
第7位は、
介護入門 モブ・ノリオ 文藝春秋 2004-08-26 by G-Tools |
2004年131回芥川賞受賞。
直木賞は読みやすいが、芥川賞はちょっと難しいと感じていたので、敬遠していたが、「介護」はそう遠くないキーワードなので頑張って挑戦。
とにかく、文体が変わっている。また難しい、使ったことがない漢字や単語がでてくる。
やっぱり、芥川賞は・・・と思いながらも、最後は作者の想いがよく伝わった作品。
第6位は、
流星ワゴン 重松 清 講談社 2002-02 by G-Tools |
この本は賞をとっていないけど、直木賞やいろいろな賞をとっている重松 清さんの作品。
重松さんの作品は結構好きで読んでいる。
この作品も現実にはありえない設定と現実社会の暗の部分が交差して切ないお話。
第5位は、
夜は短し歩けよ乙女 森見 登美彦 角川書店 2006-11-29 by G-Tools |
2007年本屋大賞2位。
文句なしにおもしろい。
この作品にでている女の子。知っている女性に似てる(笑)
第4位は、
ネコを撮る (朝日新書 33) 岩合 光昭 朝日新聞社出版局 2007-03 by G-Tools |
動物好きなら特に猫好きなら誰でも知っている岩合さん。
彼の猫写真は、本当にほっとする。
猫に撮らせてくださいとお願いしてからカメラを向ける。
この姿勢、すべてに見習いたい。
ようやくベスト3
第3位は、
生きる 乙川 優三郎 文藝春秋 2002-01 by G-Tools |
時代小説。
この手の小説も今まで読んだことがないジャンル。
時代劇のドラマや映画もまったく見ない。
これは、時代小説が好き、とくにこの作者乙川さんが好きな叔父から薦められたもの。
切なさが身にしみて、読後はしばらくせつな過ぎる気持ちがなかなか抜けない。
第2位は、
フューチャリスト宣言 (ちくま新書 656) 梅田 望夫 茂木 健一郎 筑摩書房 2007-05-08 by G-Tools |
これは、仕事の本ですね(^^;
「「フューチャリスト宣言」は、今すぐに読むことをお薦めする(笑)」でも書いたようにやはり今年いちばん、仕事関連としては共感し、勉強になり楽しく読めた。読んだ時期から半年しか経っていないのに、Webの世界はまたまた変わってきていることは確か。
私の勝手にベストテン、いよいよお待たせ
第1位は、
アサッテの人 諏訪 哲史 講談社 2007-07-21 by G-Tools |
2007年137回芥川賞受賞。
今年いちばん最後に読んだ本というせいもあるが、いちばん印象深かった作品。
一気に集中、短時間で読破した。
感想は書評やレビューに敢えてまかせるとして・・・
なぜか私は、絵本作家の長新太さんの「ぼくのすきなおじさん」とリンクしながら読んだ。
もう少し大きくなったら、この絵本が好きだった息子に薦めてみよう。息子も思い出すだろうか。
以上、2007年のベスト10作品。
2008年はどんな本を読むかまだ決めていない。
また、2008年紹介できる本に出会えますように。