セキュリティアップデートということではあるが、やはりIE9対応という新機能は朗報だ。
これまでMovableTypeの管理画面の操作とブラウザとの相性が問題となる不具合が多くなってきていたところ
IE9+MT5.12以前の組み合わせが多い。
確かにMovable Type.jpのMT5の「必要インストール環境と、ブラウザ動作環境」には、MT5.12以前の対象ブラウザにInternet Explorer 9は書かれていない。
しかし新規購入したWindowsPCユーザは、買った時にすでにWindows7+IE9の環境になっていることが多く、IE9を普通に利用しているユーザが多い。
そのため、うまくいかない~という声を実際、多く聞いた。
そのため、FirefoxやGoogle Chromeでアクセスしてくださいと対応するが、このブラウザを知らない方もいてまずダウンロードから始めることも多い。
ただし、Google Chromeは推奨ブラウザとしては表記されていない。
MT5.12以前のバージョンで起こっていた代表的な不具合は2つ。
1.カテゴリの並び替えができない。
2.ブログ記事で画像を挿入できない。
→画像はアップロードされているが、ブログ記事本文に画像が張り付かないという事象。
MT5.12+IE9環境でのデスクトップ上の動き
カテゴリバーが動かない!
画像が挿入されていない~
MT5.13にアップグレードしたところ、当たり前ではあるが上記2つの不具合は改善された。
MT5.13+IE9で改善したデスクトップ上の動き
・カテゴリの並び替え
・画像の挿入
このところ、IE9にかぎらずブラウザのアップグレードは以前から比べ更新頻度が早くなっており、高速、多機能になってユーザとしては有難いところではあるが、プログラム系で動いているアプリやサービスには思わぬ弊害も生まれており、開発者側には頭のいたいところでもある。
極端なところ、大手販売向けWebシステムなどは未だにIE6にしか対応していないところもあるのが現状である(^^;
IE9をデフォルトブラウザとしている利用者には、またIE9での編集を行うことができるMT5.13へのアップグレードを強くお勧めする。
しかし、クイックインストールでMTをインストールしたユーザにはアップグレードは少し高度な知識が必要になってくる。
FTP接続でファイルをアップロードしなくてはならない。
しかし、今後のWeb運営にも必要になってくるスキルでもあり、またMTカスタマイズを簡単に行うことができるメリットもあるので、この機会に挑戦してみてはどうだろうか。
とはいえ、自動アップグレードという機能があればアップグレードの手間もなくなってくるのだが・・・、そう!MTにいちばん切望する機能は、自動アップグレードなのである。
それさえあれば、いうことなしなんだけど・・・ね。