
TagSupplementalsプラグインは、MT3.3以降で導入されたtag「タグ」機能を拡張するプラグインである。
MT3.3のときに開発されたプラグインなので、MT4では、標準MTタグとしてすでにプラグインを導入しなくても使えるタグもある。
このプラグインで注目したい機能は、MTRelatedEntriesコンテナタグである。
この「MTRelatedEntries」は、
---------------
エントリーコンテキスト(MTEntriesの内部、または個別アーカイブ)で関連するタグを持つ他のエントリーをリストするコンテナタグです。関連度が高いエントリーから順にリストします。
引用:TagSupplementals_Plugin.ja_JP ?Ogawa::Codeより
---------------
ブログ記事に指定したタグと同じ記事をリストアップしてくれる。
オプションの設定で、さらに関連度の精度をアップしてくれる。
よくブログ記事の最後に、「このブログ記事に関連した記事」などと書かれ、3~5記事タイトル(記事へのリンク)一覧が表示されているものである。
さて、このプラグインをブログ記事としてのタグ利用ではなく、CMS構築での有効な機能としての役割を担う。
関連記事ではなく、関連商品。
「この商品を買った人は、これも買っています」のリコメンド手法。
タグ機能が追加されたときは、カテゴリ、キーワードとどう違うの?とわからないままに設定して、いつのまにかタグの項目が自分でも収集がつかなくなったというパターンは有りがちである。
CMS構築で大事なのは、タグの運用についてあらかじめ規則を作っておくこと。
むやみに増やさないように、カテゴリのように「単語・名前」はあらかじめ決めておく。
(カテゴリ、カテゴリーなどの表記のゆれをなくし、分散させない)
タグの決定は、関連商品として複数買いを誘ってくれるような入力を行う。
運用をしっかりした上で、このTagSupplementalsプラグインの「MTRelatedEntries」機能を利用する。
また、見せ方も関連記事とは違って、商品名(タイトル)だけを羅列するのではなく、
商品の写真も併せて載せるなどの工夫を行う。
今まで、タグの活用というと漠然としており、効果的な利用法を見出せないまま。
検索エンジンがクロールしてくれるので、SEO対策になるということもいわれている。
アマゾンのようなアルゴリズムには及ばないものの、漠然として利用していたタグの利用法として運用してみてはどうだろうか。