奈良マラソン2013、大和古道のアップダウンは辛かったけど奈良の都を駆け抜けて大満足、感動の大会でした~

奈良マラソン2013完走証

11,000人参加、都市型マラソン「奈良マラソン2013」42.195km、走ってきました!
すべてに感動、奈良マラソンは「おもてなし」精神いっぱい、熱い声援、最高の大会でした。
今年6月先着順で見事にエントリーできた奈良マラソン2013(詳細はこちら)。
第1回目の平城京朱雀門のポスターを見て、ずっと気になっていた奈良マラソン。
節目の歳に相応しい?フルマラソン出場となりました。
大会は12月8日(日)。
前日の12/7に奈良入り。
近鉄奈良駅に降り立った人達、ウェア来てなくてもランナーだってすぐ見分けがつきます(笑)


前日受付で、鴻ノ池陸上競技場へ。
駅から徒歩で行けるというなかなか立地のよい競技場。
宿泊したホテルからも35分で、商店街や町並みを散策しながら行くことができます。
大会事務局のスタッフも、要所毎に案内看板を持って道案内してくれます。
さて、開場は多くの人で賑わっています。
テンション上がる~
受付もスムーズに終わり、参加賞のTシャツ。

阿修羅のTシャツ

今年は興福寺の阿修羅像、去年は金剛力士像。
このTシャツに心惹かれたのもエントリーした理由の一つ。
Tシャツの中には、「阿修羅(あしゅら)のようにー」
とB5用紙に阿修羅の説明とランナーに向けたメッセージが添えられています。
読むとまたまたテンションランクアップ↑。
商店街や飲食店は大賑わい。
早めに夕食を終え、明日に備えます。
ホテルはランナーでいっぱいのはずですが、皆さん明日に控えてかとても静かでぐっすり眠れました。
5時30分に起床。
天候は晴れ。
凛としさ朝の寒さの中、アップを兼ねて徒歩で競技場まで。
申告タイムによってスタートの整列が分けられていて、私はこの大会の制限時間6時間で申告。
なので、いちばんうしろのブロック。
そして、スタートの号砲。
けど、全く動かない。3分ほどして歩けるように(まだ走れず)
そして少しずつ走りながら、スタート地点に立ったのは9分ちょっと。
ようやくスタート、下り坂になっているので、前を見ると人の固まりが何百mと続いているのを肉眼で初めてみてなんだか圧巻でした。
で、まずは平城京朱雀門を折り返し、奈良公園に。
そう、人だけでなく鹿も観戦しています。
沿道に鹿が3匹続けて横切るときにちょうど、遭遇。
ここは鹿優先でスピード調整。
奈良マラソンでしか味わえない贅沢な体験。
世界遺産を通り、いよいよ大和古道のアップダウンの上りが始まります。
金沢山側環状線のアップダウンコースを練習フィールドとしてきたので、なかなか順調な滑り出し。
上り坂もいつもよりもスイスイ動きます。
そして、天理市に入った20kmからさすがに疲れがあらわれてきます。
目標にしていた第一完走ポイント、25kmの特設給食所(エイドステーション)へ。
温かいぜんざいのことだけを考えて必死に走る。
そして25km地点の折り返しポールを何故かスムーズに回っても、ぜんざいがない!?
おもわず沿道の人に「ぜんざいは~」と必死に聞いている私(^^;
と、折り返しの逆側のテントにあると教えられ・・・10mほど戻りました。
人心地ついて、完食。
ちょっと余裕がでて、写真まで撮れました。
お餅でなくあられが入ったぜんざい。

25kmエイドのぜんざい

25km地点の天理大学附属天理参考館。
天理市はこんな建物がいっぱい。

折り返しの天理大学附属天理参考館

それからは、次のエイドの三輪そうめんのことだけを考えて先へ進みます。
しかし、そこには過酷な上り坂が・・・
大会スタッフの方たちもこの坂を登ったら、三輪そうめんが待っている!と元気つけてくれるけれど、なかなか身体が進まない。
27km~30kmまでのここがいちばんの難所の上り坂。
そーめん、素麺、ソーメンと思いながら、走る。
ソーメンの味を楽しみたいから飴やチョコも配られているけど食べずにガンマンしてたけど、スタミナ切れて、先にチョコと飴をほおばる。
そして、いよいよ三輪そうめんが見えたので、飴をがりがり齧って口の中、空っぽにして食べました。
しかし、かなり身体も冷えていたので、ここも温かいにゅーめんの方が良かったかもと。
けど、少ししょっぱいだし汁が辛かった坂道の塩分補給に最適でした。
そして後は関門の制限時間との勝負。
貯金はあるもののここまで来たからには完走したい!とはやる気持ちでなんだか過呼吸気味。
頑張れと自分に叱責飛ばすとプレシャーになることがわかり、平常心と言い聞かせながら進みます。
この時、なんだか自分への対処法が初めてわかった気がしたのでしたー。
そして、ゴールへ。
競技場のフィールド200mを直線ダッシュで、ゴール。
すぐに完走タオルを肩にかけてくれて、そのあとメダルを首に。

完走賞のバスタオルと霊鳥メダル

そしてバームドリンクとバナナ。
いっぱい抱えて至福のひととき。
そのまま温かいお茶のサービス、完走証の発行。
そして、更衣室で着替え。
シューズを脱ごうにもしゃがめない、椅子に座ってなんとかシューズを脱いだものをスタッフさんにビニール袋に入れてもらって中に入って着替え。
ようやく余裕がでてきて完走報告をメールなどで。
そして、惜しみながらも奈良路をあとに、京都経由で電車で帰路へ。
ゴール直前は歩けないかもと思ったけど、直後のインドメタシン塗布が良かったのか、思いの外に元気。
帰ってからもすぐに洗濯など精力的に動いて、コースパンフレットやグッズをゆっくり邂逅。
完走メダルにかぶっていたビニール袋に書いてあった文章を読んでまた感動。
タダのメダルのカバーかと思っていたら、メダルの霊鳥の説明と
引用
高低差81mを制し、はるかなる42.195mをかけ通した皆さん、まずは水分をしっかり・・・
と嬉しいお言葉が書かれていました。
奈良マラソンは、事前に送られてくる大会パンフレットや要綱など、とても内容が充実していて吟味されています。

「走るシカない!」大会パンフレット、「観るシカない!」ガイドブック

ペーバレスを呼びかけている大会もありますが、じっくり読ませる印刷物の良さは格別。
「走るシカない!」大会パンフレット、「観るシカない!」ガイドブックは大会グッズの一つとして価値があるものです。
走る前に読むのも楽しかったけれど、走ったあともまた楽しめる読みものです。
翌朝もすっきりした目覚め。
なかなかの回復ぶりに自分でもびっくり。
これも奈良マラソンの感動がそのまま持続しているからだと思います。
うまく感動を伝えることができずもどかしい限りですが、とにかく奈良マラソン、最高。
奈良が大好きになりました。
とうぶんフルマラソンはしばらく走りたくなけど、今度はゆっくり観光に訪れようと思います。
奈良マラソン、ありがとう!
宿泊したホテルの朝のロビー。
ランナーの方は、バナナをどうぞ!と、うれしい心遣い(^^)

山盛りバナナ